ミヤデラ タカユキ MIYADERA Takayuki
宮寺 隆之
所属 明治学院大学 情報数理学部 情報数理学科
職種 教授
研究期間 2001 ~ 2003
研究課題 量子干渉性の解析的研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 東京理科大学
研究者・共同研究者 大矢 雅則,宮寺 隆之,渡邉 昇,明石 重男,佐藤 圭子,松岡 隆之,井上 啓
概要 量子計算とカオス力学を用いたNP完全問題の多項式時間解法
計算機科学における30年来の重要な問題として、非決定性Turing Machineによって多項式時間で解かれるよう〓(NP問題)を果たして多項式時間で解くようなアルゴリズムが常に存在するだろうかという問い(いわゆる「P-NP?」〓存在する。NP問題の中でも最難の問題をNP完全問題といい、充足可能性問題(SAT問題)などがこれに含まれる〓はロシアのVolovichと共に、この充足可能性問題に関して量子コンピュータとカオスを用いた多項式時間の解法〓このアルゴリズムに関してはどのように物理系において実現するか、という課題があるが、これに関してはローマ大〓Accardiと大矢により、Stochastic Limitを用いる方法が提出された。これは、既存の理論でなされているより多くの〓カオス的カオス的側面を捉えることを可能にした、Adaptive Dynamicsの考え方によって自然に理解することがで〓
量子通信路容量に関する研究
量子通信理論とは、量子状態にいかに情報をのせて伝送するかということを扱う分野である。ここで一般の量子〓チャネルという数学的表現によって記述することができる。大矢は、ロシアのVolovich氏と共に、量子通信路容量〓極めて一般的な不等式を導くことに成功した。議論は、Bogoliubov不等式を用いたシンプルかつ強力なものであ〓いわゆるc-q-c channelに対するHolevo限界の導出もこれに含まれる。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13640193