発表年月日 | 2023/03/04 |
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発表テーマ | アジアにおけるクールジャパンの広がりとその評価について:日本大衆文化の有用性を顧みる |
会議名 | 科学研究費助成研究:日本大衆文化の開放が韓国の日本語教育に及ぼした影響―第1回於韓国研究会 |
主催者 | 河先俊子 |
開催地名 | ソウル |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 大韓民国 |
開催期間 | 2023/03/01 ~ 2023/03/07 |
発表者・共同発表者 | 河先 俊子
李庸伯 青柳 寛 呉 正培 |
概要 | 日本大衆文化の開放が韓国の日本語教育にどのような影響を及ぼしてきたかを明らかにすることを目的に、本リサーチでは2021度に韓国の高等学校の日本語の教育課程と教科書を分析し、日本の大衆文化を素材として積極的に取り入れようとしている点を確認。日本人の習慣とコミュニケーション様式、あるいは表現行動への同化を志向していることが明らかにされた。
今回の研究会においては、この結果を踏まえつつ、現在の韓国における語学教育課程の政策において中心的な役割を果たしている韓国教育課程評価院の研究員を迎え、大衆文化の利用価値と、文法外の課外自主学習の促進、及びそうした場におけるネットソース(日本発信の情報番組や音楽、映画、ドキュメンタリー等)の利用推奨が、新たな政策項目に含まれている点が確認された。 本研究会に次ぎ、河先と青柳はネットを利用した日本語教育に力を入れる男子高校を訪問し、担当教員に話をうかがいながら授業参観を行った他、青柳はこうした教育様式の恩恵を受けながら日本留学を果たした元学生および留職に憧れつつ趣味でも日本語の学習を独自に進めている高卒(専門学校所属)男子1名に聴き取りを実施し、学習方法を見聞した。 |