発表年月日 | 2017/05/20 |
---|---|
発表テーマ | 規範論に基づく幇助犯処罰の根拠と限界 |
会議名 | 日本刑法学会第95回大会 |
開催地名 | 慶應義塾大学 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催期間 | 2017/05/20 ~ 2017/05/21 |
概要 | 本大会個別報告において、幇助犯処罰の根拠と限界を規範論の観点から示した。幇助犯の規範構造は幇助行動規範と幇助制裁規範から構成され、正犯行動規範と区別された幇助行動規範は、正犯行動規範の存在を前提とした補充的な機能を有する。幇助犯の処罰根拠である惹起説は、そうした幇助行動規範の性質を踏まえて修正されるべきである。幇助制裁規範の下では、違法の相対性を認める従属性や一括消去説による因果関係が検討されよう。 |