研究期間 | 2023/04 ~ 2027/03 |
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研究課題 | 17世紀オランダ美術の受容研究-18世紀末の複製素描の考察を中心に- |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究C |
研究機関 | 明治学院大学 |
科研費研究課題番号 | 20620462 |
キーワード | オランダ、美術、素描、18世紀、受容、絵画 |
科研費分類 | 美術史 |
研究制度(コードS) | 科学研究費補助金(学術創成研究費) |
代表分担区分 | 研究代表者 |
代表者 | 青野純子 |
概要 | 17世紀オランダ美術を代表する画家たちの評価は18世紀末に急速に高まるが、この評価の変化を促した要因の一つを17世紀オランダ絵画を模写
した18世紀末の複製素描に見出す。色鮮やかな水彩の複製素描は、17世紀オランダ絵画を繰り返し複製することで、絵画本来の特質である色や 光の表現をより一層際立たせ、絵画市場において特定のオランダ画家の評価を高めたのではないか。本研究は、複製素描を作品調査と事例研究 に基づき分析することで、18世紀末における17世紀オランダ美術受容のプロセスに迫るとともに、オリジナリティと真筆性を重視する西洋美術 史の文脈において、新たな価値を生み出す複製芸術の意味と機能を再考する。 |