研究期間 | 2023/04/01 ~ 2025/03/31 |
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研究課題 | 大量死と隔絶の脅威に対抗する記憶と共有の演劇に関する総合的研究 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基礎研究C(一般) |
研究機関 | 山梨県立大学 |
科研費研究課題番号 | 23K00405 |
キーワード | 英語圏文学、演劇、比較演劇、大量死、記憶 |
代表分担区分 | 研究分担者 |
代表者 | 伊藤ゆかり |
連携研究者名 | 小菅隼人、堀真理子、常山菜穂子 |
概要 | 本研究は、大量死の脅威と隔絶に対抗し記憶を共有する演劇の可能性を追求する。戦争、テロ行為や自然災害などによる大量死は、死者数を強調する一方、犠牲者の生と死の実態を覆い隠し、死非人間化する。その脅威のもと、われわれは社会から隔絶されて不安の中を生きる。演劇は、本来死の脅威と孤独に苦しむ人間を描くことで、彼らの生の記憶を観客に共有させる芸術である。コロナウィルス感染拡大の影響により、演劇における共有の意義が問い直されている今、本研究は、英米演劇を中心に、フランス演劇と日本演劇を視野に入れつつ、大量死の記憶を共有させ、その脅威に対抗する演劇の力を検証する。 |