言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2022/07 |
形態種別 |
【論文】研究論文(学術雑誌)<査読あり> |
査読 |
査読あり |
標題 |
不登校状態を呈した中学生に対する包括的支援アプローチによる登校行動の再形成と維持-ストレス、学力、体力、社会性の客観評価の追加- |
執筆形態 |
【共著】共著 |
掲載誌名 |
認知行動療法研究 |
掲載区分 |
国内 |
出版社・発行元 |
日本認知・行動療法学会 |
巻・号・頁 |
48(2),205-216 |
担当範囲 |
臨床活動・論文執筆 |
担当区分 |
筆頭著者
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概要 |
本研究では、13ヵ月継続して不登校であった中学2年生(男子)に対して登校行動の再形成と維持を目的に、アセスメントの指標としてストレス,学力,体力,社会性の客観的指標を追加した包括的支援アプローチを適用し、その効果を検討した。彼の不登校は、不登校発現前条件が学業理解困難、維持条件が母親と教員による彼のストレス対象を除去する対応、家庭滞在時における祖母の世話焼き、家庭教師配置、動画視聴と考えられた。そこで登校行動の再形成と維持の為に質問スキル訓練、持久走、学習指導、相談室を活用した登校行動の再形成、休み方の指導を実施した。1.2ヶ月(8セッション)後、彼は段階的に再登校し、卒業まで18ヶ月間登校、高校進学後も2年間無欠席を続けた。学力・体力・社会性の客観評価追加は、正確な行動アセスメントによる技法選択、再登校開始及び支援終結の実施を可能とした。今後の課題は、これらの基準の妥当性検討である。 |
DOI |
10.24468/jjbct.20-042 |
ISSNコード |
2433-9075 |