| 言語種別 | 日本語 |
|---|---|
| 発行・発表の年月 | 2019/12 |
| 形態種別 | 【論文】研究論文（学術雑誌）＜査読あり＞ |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 包括的支援アプローチ適用によるADHDの疑いのあった母親同伴断続的不登校児童の継続的教室登校行動の形成－登校時の学校・家庭状況アセスメントの適用－ |
| 執筆形態 | 【共著】共著 |
| 掲載誌名 | 生徒指導学研究 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 日本生徒指導学会（学事出版） |
| 巻・号・頁 | 1(18),64-74 |
| 担当範囲 | 臨床活動と論文執筆 |
| 著者・共著者 | 小野昌彦・佐藤亮太朗 |
| 概要 | 本研究では、母親同伴断続的教室不登校児童（支援開始時小学2年）の継続的単独教室登校形成の為に、包括的支援アプローチ（小野、2017）の行動アセスメントに登校時の詳細な学校・家庭状況の情報収集を追加して適用した。対象児の母親同伴断続的教室不登校は、対象児が不快を訴えるとその場面を回避させる、あるいは家、校長室に滞在させるという保護者の対応が発現条件であり、対象児の家、校長室滞在に正の強化刺激が随伴していることが維持条件であった。保護者と教員の随伴性変容、対象児の生活リズムの修正、担任や同級生とのかかわり形成、医師と連携した早朝登校法を実施した結果、１ヶ月の支援で単独教室登校行動が形成され、その後６ヶ月の登校活性化支援を実施した。対象児は再登校以降小学校卒業までの２年間単独教室登校し無欠席であった。本包括的支援アプローチは、母親同伴登校改善へ有効であることが示されたが、技法選択基準の明確化、客観的評価の検討が課題であった。 |
| ISBNコード | 978-4-7619-2602-1 |