言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2002/03 |
形態種別 |
【論文】研究論文(学術雑誌)<査読あり> |
査読 |
査読あり |
標題 |
中学生不登校の再登校行動維持への主張的スキル訓練 |
執筆形態 |
【共著】共著 |
掲載誌名 |
特殊教育学研究 |
巻・号・頁 |
40(4),355-362 |
担当範囲 |
臨床研究と論文執筆 |
著者・共著者 |
小野昌彦・小林重雄 |
概要 |
中学3年生女子不登校に対し、再登校行動の形成を目的として介入を実施した。そしてその有効性と問題点の検討を行った。不登校発症前の要因として社会的スキルの欠如が考えられた。彼女の対人関係困難場面からの回避行動を母親が強化する対応をしてしまったことにより、不登校が誘発されたと考えられた。彼女への介入として、学習指導、体力訓練、継時近接法による登校行動の再形成、社会的スキル訓練を実施した。また、家庭指導、学級担任への助言も実施した。6期(7ヶ月)、51セッションの介入の結果、再登校した。予後も良好であった。彼女本人及び家庭への総合的アプローチの有効性が示唆された。再登校後の安定化の為に友人関係の負に関する情報を収集する必要性が示唆された。 |
ISSNコード |
0387-3374 |