言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2009/02 |
形態種別 |
【MISC】研究論文<査読なし> |
標題 |
歴史教育における「基礎・基本」としての人物学習再考-明治後期歴史教育にみる「内容」と「方法」の関連性- |
執筆形態 |
【単著】単著 |
掲載誌名 |
「ニュージーランド と日本の社会科にお ける『基礎・基本』 に関する比較研究」 |
出版社・発行元 |
井田仁康(研究代表)、平成18~20年度科学研究費補助金(基盤研究(C)、課題番号18530683)研究成果報告書 |
巻・号・頁 |
31-40 |
概要 |
本論文では、明治後期の歴史教育の歴史に見出される、歴史学習の「内容」と「方法」に関する諸課題の検討を通じ、歴史教育における「基礎・基本」としての「人物学習」のあり方に関して考察した。人物学習の意義は、人間が歴史を担うことを根源とし、人物そのものを学びつつ、人物を通してその行為の意味と影響を考察するところにある。人物学習がその目的と内容・方法の相互規定性と、量と質のバランス確保という課題を抱えて展開してきたという歴史的示唆は、現代的教育課題でもある「基礎・基本」のあり方をめぐる中核的な課題に位置づくものであるとした。(pp:31〜40) |