言語種別 | 日本語 |
---|---|
発行・発表の年月 | 2008/05 |
形態種別 | 【論文】研究論文(大学,研究機関紀要) |
標題 | ドイツ中等歴史教科書にみる「社会史」的視点の導入 |
執筆形態 | 【単著】単著 |
掲載誌名 | 「武蔵野大学教職課程年報」 |
出版社・発行元 | 武蔵野大学教職課程 |
巻・号・頁 | (15),16-27 |
概要 | 本論文では、ドイツ中等教育段階Iの歴史教科書を事例に、新しい歴史学研究のあり方としての「社会史」研究の成果が、いかにしてドイツ歴史教育の場に還元・反映されているか考察した。「社会史」は、その考察対象たる「社会」のあいまいさ故に、伝統的歴史学が対象としなかった多様な視点や資料による考察を可能とし、さらに他学問分野の学問的成果の導入が可能となった。この社会史研究によりもたらされた「視点」と「資料」「考察方法」の多様さが、歴史教育にも変革をもたらし、改善の方向性として共有されたものである。ドイツにおいては、このような学問上の成果を教科書の構成、そして記述内容、教授方法に取り入れていることが明らかとなった。 |