言語種別 | 日本語 |
---|---|
発行・発表の年月 | 2006/03 |
形態種別 | 【MISC】研究論文<査読なし> |
標題 | 試験問題にみる歴史教育の「見方・考え方」―明治後期外国史教育における「内容」と「方法」の関連性― |
執筆形態 | 【単著】単著 |
掲載誌名 | 「ニュージーランドのスキルと日本の社会科における『見方・考え方』との比較研究」 |
出版社・発行元 | 井田仁康(研究代表)、平成 15-17年度科学研究費補助金研究成果報告書 |
巻・号・頁 | 32-47 |
概要 | 本論文では、歴史教育の試験に関する歴史の中に見出される、歴史学習内容と方法に関する諸課題の検討を通じ、歴史教育における「見方・考え方」について考察した。明治後期において歴史教育は、歴史学から乖離した学習内容・方法を確立するに至った。しかし、「平素の学習成果の確認」を行う評価場面においては、単に歴史的事実の確認とその記憶が試されるにとどまっていた。結論として、歴史学習における「見方・考え方」とは、単に学習プロセスに内在する学習方法・内容によって規定されるものではなく、評価の観点からも構築していくべきという示唆を引き出した。
(基盤研究 (C)(2)、課題番号15530564) |