言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2015/10 |
形態種別 |
【論文】研究論文(学術雑誌)<査読あり> |
査読 |
査読あり |
標題 |
ソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピーにおいて解決の強制,感情の軽視に陥らないために : クライエントの思考の枠組みに基づく取り組み |
執筆形態 |
【単著】単著 |
掲載誌名 |
ブリーフサイコセラピー研究 |
掲載区分 |
国内 |
巻・号・頁 |
24(1),26-36 |
概要 |
ソリューション・フォーカスト・ブリーフセラピー(SFBT)は効果的な心理療法として知られている。それにもかかわらず,SFBTのモデルではクライエントの感情が軽視されていること,クライエントの問題を軽視したり,解決についてのセラピストの考えをクライエントに強制したりするSFBTのセラピストがいることなどの批判をSFBTは受けてきた。しかし,それらはSFBTの誤った実践だと考えられる。セラピストは,そのようなSFBTの誤用を,クライエントの思考の枠組みに基づいて取り組むことによって避けることができるのである。本論文では,まず,SFBTにおけるクライエントの思考の枠組みに基づく取り組みの要点が略述された。次に,SFBTへの批判の概要がまとめられた。最後に,クライエントの思考の枠組みに基づいた取り組みによって,SFBTの誤用を避ける方法が提案された。 |