言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2013/12 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | ソリューション・フォーカスト・アプローチをベースとした認知行動療法の試み
―クライエントの思考の枠組みでの取り組み― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | ブリーフサイコセラピー研究 |
出版社・発行元 | 日本ブリーフサイコセラピー学会 |
巻・号・頁 | 22(2),71-85 |
概要 | 認知行動療法(CBT)とソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)の理論的統合を提唱する先行研究があるが,それらはクライエントの思考の枠組みで技法を用いるというSFAの方法をCBTの実践に取り入れることに焦点を当ててこなかった。本稿では,クライエントの解決や強みに焦点を当て,クライエントの思考の枠組みで技法を用いるというSFAの方法をベースとして行われた,CBTの報告を行う。クライエントは,働くことが怖かった男性の若者であった。本稿では,以上のSFAの方法をベースとして,CBTを行うことの有用性,すなわち,協同的経験主義が促進されること,クライエントにとってより受け入れやすい代替的思考が産出されることなどが論じられた。 |