| 発表年月日 | 2019/12/01 |
|---|---|
| 発表テーマ | 認知症の人とその家族を対象としたセルフケアプログラム -グループ回想法に基づいた認知症高齢者への心理的ケアプログラムの検討- |
| 会議名 | 日本老年臨床心理学会第2回大会 |
| 開催地名 | 大阪大学会館 |
| 学会区分 | 全国学会 |
| 発表形式 | ポスター |
| 単独共同区分 | 共同 |
| 発表者・共同発表者 | 野村信威 (明治学院大学)・森本浩志 (明治学院大学) |
| 概要 | 近年は認知症当事者が認知症であっても希望や尊厳を失わずに生きていける社会を目指して自らの状態や意見を積極的に発信して様々な活動に取り組んでいる (例えば丹野，2017)。こうした動向にともない，従来の認知症高齢者の介護とは異なる認知症の人のための心理的援助のニーズが高まっている。これまでの高齢者に対する個人またはグループ回想法の効果評価研究の多くは，認知機能の低下が認められない健常高齢者を対象に行われ (例えば野村, 2018)，認知症高齢者に対する回想法の有効性についてのエビデンスはほとんど確認されていないものの (Woods, et al., 2018)，認知症高齢者の心理的ケアの手段を開発することが求められている。本研究では，グループ回想法をベースとする当事者のための心理的ケアプログラムの開発を試み，当事者がお互いの経験や認知症への思いを語り合い相互にサポートを提供することが出来る機会を設けた。そして家族向けプログラムと組み合わせて実施することでその有効性の検討を行った。 |