発表年月日 | 2021/03/20 |
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発表テーマ | COVID-19禍における対面グループのオンラインへの移行―「丁寧にグループを勉強する会」におけるメンバーへのアンケート調査結果から― |
会議名 | ⽇本集団精神療法学会第38回⼤会 |
主催者 | ⽇本集団精神療法学会 |
開催地名 | Web開催 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 杉山恵理子・藤巻加奈子 |
概要 | 2020 年 4 月の COVID-19 感染拡大により、対面で実施していたトレーニングプログラム:「丁寧にグループを勉強する会」(以下丁寧グループ)の構造をクールの途中で変更し、オンラインへの移行を選択した。この変更にはオンライングループのメンバー体験が集団療法のトレーニングとして一定の意味を持つのではという積極的な期待もあった。本研究では、オンライングループへの移行と COVID-19 の 2 点がグループおよび個人にもたらした影響について、メンバーへのアンケート調査結果をもとに検討し、オンラインへの移行と COVID-19 による影響は異なっており、区別して捉えることにより、より明確にグループが理解できること、メンバーの生活状況の違い、グループのバウンダリーに留意した力動理解や介入が必要であることなどを見出した。アクションメソッド抜きのグループであったことによ
る生々しさの欠如に対する対応が今後の課題である。 |