言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2022/04 |
形態種別 |
【著書】単行本(学術書) |
招待論文 |
招待あり |
標題 |
民法学の伝統と新たな構想 ― 宮本健蔵先生古稀記念 |
執筆形態 |
【共著】分担執筆 |
掲載区分 |
国内 |
出版社・発行元 |
信山社 |
総ページ数 |
610ページ |
担当範囲 |
双務契約上の役務提供債務の不完全な履行による2種類の損害賠償(民法415条)と追完請求の優位性 93~112ページ |
著者・共著者 |
高須順一、山田創一、今尾真、明石真昭、名島利喜、比嘉正、益井公司、石崎泰雄、福田清明、鶴藤倫道、山下良、西牧正義、大木満、大野 武、松田佳久、栗原由紀子、黒田美亜紀、鳥谷部茂、石口修、多治川卓朗、藤原正則、山里盛文、小池邦吉、 |
概要 |
本稿は、改正民法415条が、「債務不履行による損害賠償」に与えた理論的影響の1つを明らかにしたい。それは、債務の履行に代わる損害賠償とその他の損害賠償の二本立てにし、前者においては、履行請求権の優位性を原則にしたことである。本稿は、先行研究が既に方向性と問題点が指摘している枠内に留まるものであるとは考えるが、不完全な履行がなされた場合に、債権者は、直ちに損害賠償を請求できるとすべきか、それとも、履行請求権(給付請求権)の債務の履行に代わる損害賠償請求権に倣って、追完請求権の追完に代わる損害賠償請求権に対する優位性を原則とするのかという解釈問題を検討するものである。本稿は最後に、その検討結果に基づいて、役務提供型の双務契約の債務不履行に基づく損害賠償(基本的損害賠償、債務の履行に代わる損害賠償、追完に代わる損害賠償の類型を用いる)を整理する。 |
ISBNコード |
9784797260984 |