言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2000/10 |
形態種別 | 論文 |
標題 | オーストリアにおける第三者に対する誤った銀行情報に基づく責任 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明治学院論叢『法学研究』 |
巻・号・頁 | (70),1-25 |
概要 | 不法行為一般条項を有する日本とオーストリアについて、銀行情報が誤った場合に当該情報を受けた者が情報を提供した銀行に損害賠償請求ができるかという問題を扱った。オーストリア判例では、ドイツ法の影響で純粋財産損害賠償請求を原則的に否定し、銀行の責任をはじめから否定している。日本法の判例は、違法性又は過失がないとして銀行の責任を否定している。日本の構成のほうが、一般条項という広い間口を設けていることに、忠実であるし、過失ある銀行の責任が肯定される可能性を残しおり、妥当である。 |