| 発表年月日 | 1992/06 |
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| 発表テーマ | ドイツにおけ「社会生活上の安全義務(Verkehrssichrungspflichten）」の違反を理由とする「工作物責任」 |
| 概要 | 比較法学会。ドイツ法は、日本でならば工作物責任に属するような不法行為事件を、制限的である一般的不法行為法の発展により、対処してきた。この一般的不法行為法の発展が、列挙主義をとるドイツ民法典上の不法行為法に、行為義務違反に基づく不法行為責任を根拠づける社会生活上の義務という新たな枠組をもたらし、さらに、過失責任主義を部分的に乗り越える救済をも可能にした。このドイツ法の発展は、日本民法における709条の解釈の変遷に類
似性を有する。 |